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産後クライシスで夫に離婚届を渡した過去と現在

産後クライシス記事 アイキャッチ

思い返せば、産後クライシスでした。

「どうして私だけ…」

この状態が続くのなら離婚でいいと離婚届を書き、夫に渡しました。

今現在同じ状況の方、出産を控えている方・そのご主人に伝えたい。

今だから言える、あの時こうしていれば、よかったのにな。

そんな私の体験談です。

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産後クライシスで夫に離婚届を渡した原因


想像以上に大変なはじめての育児


産後体が回復しきっていないまま、休みなく始まる育児は想像以上に大変でした。


赤ちゃんはミルクを飲んでくれない・寝てくれない・すぐ起きる・どうして泣いているのか分からない・抱っこひも拒否・頻繁なおむつ交換などで疲弊しているのに、胃が小さく授乳が頻繁に必要なのでしっかり寝られないというストレスがありました。

トイレに行くことも、食事を取るタイミングすらも自由にというわけにはいきません。

寝たタイミングで、やることややりたいことを済ますという感じ。

赤ちゃんと一緒に泣いている日もありました。

また、赤ちゃんの体重が順調に増えていなかったことも

「私がもっと上手にお世話しないと」と強く感じていたことのきっかけの1つだったかもしれません。


そもそも、赤ちゃんはよく飲んでよく寝ていると思っていたので、もっと穏やかなものだと思っていたのでした。

大変だとは分かっていましたが、甘かったのですね。

疲れ果てた私は気付けば1ヶ月ほど、赤ちゃんと一緒に実家に帰っていました。

夫の生活リズムがほぼ変わらなかったこと


平日は朝に出勤して、仕事を終えて夜に帰宅。帰宅後は出された食事を食べ、お風呂に入り、就寝。

とにかく暇があれば、スマホ、スマホ、スマホ…


休日前には飲みに出かけたり夜更しし、休日は昼頃に起きて趣味のために出かけたり常に自分のことしか考えていないように見えました。

好きなように自由に過ごせていることが羨ましく、その態度に毎回イラッとしていました。

育児はお風呂に入れるくらいで、家事は出産前と同様でほとんどしませんでした。

平日は仕方ないと思っていましたが、休日には大人が2人いるのにワンオペなのは精神的に辛かったです。

私も少しでいいから自分のことだけ自由にできる時間がほしかった。

夫への愛情は減り続けました。

金銭的な余裕がなかったこと


出産前に働いていたので、出産手当金や育児休業給付金はもらえていたのですが、働いていた時ほどにはなりません。

出産後はなにかと物入りで、必要な物は購入するし、もちろん生活費もかかるので生活はカツカツ。

どちらかと言うと、金銭的な余裕が心の余裕につながる私。

心配で夫に相談しましたが、彼はお金の話が苦手なため無言に。

特に解決策もなく、突き放された私はひとり不安を抱え、自己解決するしかありませんでした。

そんな状態なので、心の余裕は少なくなっていきました。

産後クライシスになる前に改善したかったこと


ただ話を聞いてほしかった


まだ話せない赤ちゃんと1日中過ごしていると、誰でもいいから大人と話したいという気持ちになっていました。

今日あったことで、嬉しかったことや大変だったこと、困っていること、家事や育児で工夫してみたことなど…

どんなことでも話を聞いてほしかったです。

共感してほしかったです。

出産前から私は聞き役で、夫は自分のことばかり話すタイプでした。


「話を聞いてほしい」と訴えたこともありますが、効果はなし。

私が話しても、夫の話に変えられ、話すことも嫌になり、そんな私に夫も嫌になり、会話が徐々に減っていきました。

積極的に家事をやってほしかった


育児が難しいのならば、少しでも家事をしてもらえるだけで、どれだけ感謝したことだろうかと思います。

「これ(家事)やっておくから、育児に集中してね」


「たまには(できればひとりで)出かけてきたら?」


なんて言葉は高望みだったのですね。

休日は子どもを抱っこひもに入れて、あやしながら家事をしていました。


家事に対して、夫に期待しなくなりました。

もっと育児に対して、のんびり構えればよかった


赤ちゃんが泣けば、「すぐにお世話しなきゃ」「目を離してはいけない」と思っていました。

確かにお世話は必要だし、目も離してはいけないのかもしれません。

賛否ありそうですが、安全が確保されている状態(例えばベビーベッドやベビーサークルの中にいるなど)では少しくらい離れても良いと思っています。

それで、自分のストレスが軽減されるのならば。

他にも「テレビやスマホを見せてはいけない」と思っていました。

長い間テレビをつけることはなく、育児中にスマホを触ることもありませんでした。

夫はそんなことは気にせず、スマホ中毒だったので、それも気になりイライラの原因の1つでした。

アンガーマネジメントでは「〜しなくてはいけない」「〜してはいけない」のような思い込みはイライラにつながるので、あまりよくないと知りました。

強く思い込みすぎてストレスになっていたようです。

もっと他人に協力を求めればよかった。

産後クライシスから離婚届を渡した

一緒にいたくないから離婚届けを書いた


夫がいることで、家事・育児をしてくれるかもしれないという期待を持ってしまいます。

でも、その期待は裏切られる。

それならば、いっそひとり親になる方が楽しくいられる気がしました。

私さえフルタイムで働けば、お金はきっと心配しなくてもいい。

不在が多くなるし、お父さんがいなくなる。

子どもは寂しい思いをするかもと思い、休みの日には目一杯一緒に遊ぼうと考えました。


その時の状況

それは別居期間中のことでした。

自宅に戻り記入済みの離婚届を夫に渡しました。

その時に、怒りから興奮気味に嫌だったことを伝えて、夫はいつものように無言に。

無言になられることで、怒りはさらに増幅。

そのまま、実家に帰りました。

その後

そのまま離婚するつもりで役所へ行ったり保活をしました。

実家で穏やかに過ごしていると、両親から「そろそろ帰ったら?」と。

当時「もう離婚するんだから!」などと思っていましたが、育児に慣れてきたこと時間薬で気持ちが落ち着いてきていました。

自宅に戻ると、離婚届はそのままで置いてあり、その話は自然となかったこと。

しばらくの間は気まずい空気の中で生活していましたが、子どもをきっかけに会話ができるようになりました。

少しの変化ですが、夫は遊びに行く予定が入りそうな場合は事前に確認してくれるようになりました。

現在

離婚することなく夫婦でいます。

あの時は色々考えて動いていましたが、今思えば勢いで離婚しなくてよかった。

子どもは保育園に預け、私は会社で仕事に明け暮れています。

コロナ禍になり、夫はフレックスタイムの完全在宅勤務になりました。

朝は夫が保育園に子どもを送り、私が不在の間に朝食の片付け・掃除をして出社しています。

仕事後は私が保育園にお迎えに行き、帰って料理をしていると夫が帰ってくる。

それなりに協力できていると感じます。

仕事後は完全自由時間と思っているのか、ソファでくつろいでは家事も育児もあまり頭にはなさそうで、

その点は不満ですが…ひとまずヨシとしています。

まとめ

産後クライシスによって私なりに色々考え、離婚に向けて行動していました。

現在も結婚生活は継続していて、それなりに協力し幸せに生活しています。

「自分の時間がほしい!」

「なんで私だけが家事も育児もしているの?」

今でも時々このような気持ちになることはあります。

産後クライシスの存在を予め知っていたり、妊娠中や産後の妻を気遣い、より家事や育児に協力的になることで産後クライシスは防げたり、状況が悪化することはないのではないかと思います。

特に女性に対しての共感は大切です。

冷静によく考えた結果、離婚に至る場合もあるでしょうが、冷静な状態なのであればそれもありだと思います。

人は幸せになるために生きているのだから、幸せになれる選択をしていけばいいと思います。

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